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アリサのオーストラリア・ゴールドコースト体験記 〈その1〉

アボリジニの血を受け継いだ少女!

私はカランビン・エコビレッジのホームステイ先の小学4年生の女の子が通っている学校のお友達がなんとアボリジニの血を受け継いだ子だったのです。「アボリジナル」というのはその土地に最初に住んでいた人、という意味です。それでオーストラリアの先住民のことを「アボリジニ」と呼ぶようになりました。 今回はその少女のお話をします。 アボリジニは元々狩猟採集民族で少女のお父さんはアボリジニの伝統や生き方を次の世代にもつなげて行くため少女に狩りの仕方を教えていて、少女もすでにコウモリやエミューなどの獲物を捕まえているそうです。もちろん毎日獲物が食卓に並ぶわけではないですが狩を教わった日や儀式の時に食べるそうです。狩の仕方はアボリジニ発の「投げても戻ってくるブーメラン!」翼が2枚あって真ん中の折れ曲がった部分を中心に回転するようになっています。けれど誰が投げても手元に戻ってくる訳ではなく、うまく投げるには練習が必要です。アボリジニ人は上手に投げるだけでなく、動物の急所を狙わなければならないのでかなりのテクニックが必要です。余談ですが(ホームステイ先の長男が学校でブーメランを作ってプレゼントしてくれました!「本物は重くブーメランの内側が鋭くなっているよ」と教えてくれました日本で投げてみると戻ってくるところか回転が遅かったです) 狩以外にも植物の・レモンマートルの葉をポットに入れお湯を注いでお茶に! とても香りが強く爽やかで優しさのある香りです。 フィンガーライムやパクチーファラン、いちご、スターフルーツなどアボリジニ人は自分たちの住んでいるところにどんな食べ物があるのか、知り尽くしているのです だから自然と深く繋がりあって環境を大切にする根本的な考え方がオーストラリア人にあるのだと私は考えました。 教科書に書いてあるような昔のアボリジニ人、時代に調和しながら今も生活をしています。まさに少女もオシャレを楽しんだり、学校に通って友達と新たな人間社会を作り出したりと小さいながらに少女は本当のアボリジニが少なくなっている今、時代と寄り添いながら、伝統と考え方を繋げていく少女の使命感を私は感じました。

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